ウィルス不活化試験
-試験報告書-
1.表題
ウイルス不活化試験
2.試験番号
207636N
3.目的
試験品であるGLM濃縮溶液のネコカリシウイルスに対する効果を確認するために
試験を実施した
4. GLM濃縮溶液
5. 供試微生物
ネコカリシウイルス F-9株
CRFK細胞にて前培養した後、滅菌リン酸緩衝食塩液で10倍希釈したものを試験ウイルス液とした。
6. 区の設定
7. 試験手順
1)試験管2本を用意し、各試験管に試験品又は整理食塩液を10mL文注した。
2)ネコカリシウイルス液を1mL接種し、所定時間反応後にCRFK細胞に接種し、37℃、
5%CO2下で7日間培養した。
3)培養後、細胞変性効果の有無から、ウイルス価を算出した。
なお、対照区は接種直後のウイルス価についても測定し、開始時のウイルス価とした。
8. 結果(※1)
対照区について、試験開始時から終了時まで大きな変動は認められなかった。
GLM濃縮溶液について、15分後では102.9TCID50/mL、60分以降は定量限界(102.5 TCID50/mL)
未満であり、初期と比較すると、15分後では、99.97%、60分以降では99.99%以上の減少が確認された。